三箇山村(読み)さんがやまむら

日本歴史地名大系 「三箇山村」の解説

三箇山村
さんがやまむら

[現在地名]夜須町三箇山

三並みなみ村の北にあり、三箇山西麓の山間地にあたる。中世三箇庄の遺称地。「続風土記」によると、穂波ほなみ内野うちの(現筑穂町)峡谷にある桑野曲と五玉山いつつやま櫛木くしぎの三ヵ村を三箇山といった。深山で雪深い地域である。枝村は桑曲くわまがり(現筑穂町)と櫛木村(天保郷帳など)領主の変遷は下高場しもたかば村に同じ。慶長石高帳に三ヶ山村とみえ、慶長七年(一六〇二)の検地高三九一石余、うち大豆六八石余。元禄五年(一六九二)には高三九九石余・反別四四町余、家数一四・社一、人数二二六(田圃志)。寛政期(一七八九―一八〇一)の家数一四・人数七九、牛一五(別本「続風土記附録」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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