安産(読み)あんざん

精選版 日本国語大辞典 「安産」の意味・読み・例文・類語

あん‐ざん【安産】

〘名〙 無事に子を産むこと。また、無事なお産。⇔難産
言経卿記‐天正一三年(1585)閏八月一六日「去比南庄伊勢屋へはやめ薬・愛洲薬遣了。安産とて両瓶等送了」

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デジタル大辞泉 「安産」の意味・読み・例文・類語

あん‐ざん【安産】

[名](スル)あまり苦痛や危険もなく子を産むこと。軽いお産。⇔難産なんざん
[類語]生む生み落とす出産分娩お産難産初産ういざん初産しょざん初産はつざん産する身二つになる腹を痛める産卵産み付ける抱卵かえかえ孵化ふか孵卵托卵

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デジタル大辞泉プラス 「安産」の解説

安産

古典落語演目ひとつ

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世界大百科事典(旧版)内の安産の言及

【箒】より

…正月には仕事始めの一つとして掃初めも行われており,正月言葉では箒はお撫物といわれる。 箒は安産のまじないによく使われ,各地で産室の一隅に箒を祀ったり,箒で妊婦の腹を撫でたり,足元に逆さに箒を立てたりする。対馬の和多都美(わたつみ)神社では,箒を奉納して安産を祈願する風習もあった。…

【マルガレテ】より

…拷問の末首を切られたが,その際とくに,出産の苦痛から婦人たちが救われるよう祈ったと伝えられる。これらの理由で,安産の守護聖人とされる。伝説から,ゲオルギウスに助けられた王女と同一視されることもある。…

※「安産」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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