三次[市](読み)みよし

百科事典マイペディア 「三次[市]」の意味・わかりやすい解説

三次[市]【みよし】

広島県北部の市。1954年市制。市街は江の川(ごうのかわ)の支流が集まる三次盆地の中央にあり,1580年以後三吉氏の城下町として発展。出雲,広島,尾道の各地方を結ぶ要地で,河川交通も盛んであった。芸備線,福塩線,三江線,中国自動車道,松江自動車道,尾道自動車道が通じる。広域交通網の整備に伴い,近年は輸送用機器,電気・電子工業が発達する。米作,果樹・花卉(かき)栽培,畜産が行われる。3000基を超える古墳が点在し,桜で有名な尾関山公園,400年の伝統をもつ鵜飼など観光資源にも恵まれる。2004年4月双三郡吉舎町,三良坂町,三和町,君田村布野村,作木村,甲奴郡甲奴町と合併。778.14km2。5万6605人(2010)。
→関連項目福塩線三次盆地

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