デジタル大辞泉
「三文」の意味・読み・例文・類語
さん‐もん【三文】
1 一文銭3枚の値。
2 値段のきわめて安いこと。「三文の値うちもない」「二束三文」
3 他の語の上に付いて、安い、価値のない、粗悪な、などの意を表す。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
さん‐もん【三文】
〘名〙
① 一文銭三枚の値。転じて、ごく安価なこと。また、一般的に価値の低いことやものをいう。
名詞と複合して、「
三文雑誌」「
三文文士」「三文野郎」などとも用いる。
※俳諧・貝おほひ(1672)一二番「長脇指のさやは三文、
下緒は二文、しめて五文の、銭うしなひの、やす物と見え侍る」
※
腕くらべ(1916‐17)〈
永井荷風〉一「わざと自分から三文の値打もないやうに自分の身を軽く取扱ふ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報