一掴・一攫(読み)ひとつかみ

精選版 日本国語大辞典 「一掴・一攫」の意味・読み・例文・類語

ひと‐つかみ【一掴・一攫】

〘名〙
片手一度につかむこと。また、それくらいの分量。わずかの量。
古事談(1212‐15頃)三「立て犬の其毛をひとつかみ取給たりければ」
② 種々のものを一つにまとめること。ひとまとめにすること。いっしょくたにすること。
※四座役者目録(1646‐53)下「一つかみに云いなしたると也」
③ 簡単に取りおさえること。容易にやっつけること。
※こがね丸(1891)〈巖谷小波一回「憎き犬の挙動かな。よしよし今に一攫(ツカ)み」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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