一志町(読み)いちしちよう

日本歴史地名大系 「一志町」の解説

一志町
いちしちよう

面積:四七・三九平方キロ

三重県のほぼ中央部に位置し、一志郡の中央部にある。北部の平坦部は雲出くもず川を隔てて久居ひさい市に、東南部は嬉野うれしの町に、北西部は白山はくさん町、南西部は美杉みすぎ村に境を接する。西部の井生いう、北東の庄村しようむら其村そのむら地区の雲出川境を除けば、他地域は山地または丘陵地帯である。雲出川は町の北部を流れ、また南西端の矢頭やず(七三〇・八メートル)から流れ下る波瀬はぜ川は町の中央部を北東流して町の東端で雲出川と合流する。この両川の合流地西側一帯が肥沃沖積低地を形成し、主要な農業生産の場で一志米の生産地である。町域の西南部には丘陵性山地が広がり豊かな林産地帯を形成する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報