ルイス(Dio Lewis)(読み)るいす(英語表記)Dio Lewis

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ルイス(Dio Lewis)
るいす
Dio Lewis
(1823―1886)

アメリカの新体操New Gymnastic創始者。ニューヨーク州ケユガの一農家に生まれる。15歳で教師になり、ハーバード大学医学部に学んだ。1860年までは学校の教師・医師、そして生理学・衛生ならびに健康問題についての民衆講演者であった。その間に新しい体操の体系によってアメリカ人の身体を改善せねばならないとの結論に達した。すなわち彼の体操の対象は、肥満した人、虚弱な人、年少者、女性のごとく身体修練をもっとも合理的に実施すべき人々で、体操の中心は棒、亜鈴(あれい)、こん棒(ぼう)、木環などを使用する手具体操であった。61年ボストン市に体育師範学校が創設され、彼が体操を担当、ルイス式体操を普及させた。

[上迫忠夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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