世界大百科事典 第2版 の解説 りんかいウランせき【リン灰ウラン石(燐灰ウラン石) autunite】 ウランの二次鉱物中の主要グループであるウラン雲母族の代表種。組成Ca(UO2)2(PO4)2・10~12H2O。カルシウムは他の陽イオンで,リンはヒ素で,それぞれ置換できるため,見かけの似た類縁種が多い。乾燥により結晶水の一部は容易に失われ,メタリン灰ウラン石となる。酸に可溶。正方晶系。鮮黄~黄緑色,透明~半透明。モース硬度2~2.5。比重3.1。紫外線により鮮黄緑色の強い蛍光を発する。四角板状の自形結晶の集合体または不定形の皮膜として産出。 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報