リョウ(レフ)・たてがみ・ひげ(漢字)

普及版 字通 の解説


25画

[字音] リョウ(レフ)
[字訓] たてがみひげ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(りよう)。は獣のたてがみ。馬などが、たてがみをなびかせて走るさま。頭髪の意の髟(ひよう)を加えたもので、の繁文とみてよい。〔説文〕九上に「髮、たるなり」とは、髪のなびくさまをいう。

[訓義]
1. たてがみ、馬のたてがみ。
2. ひげ、あごひげ
3. かみのなびくさま。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 太千賀美(たちがみ)〔名義抄 ウナガミ・タチガミ・ハタ・ヒレ・ウマノカミ〔字鏡集〕 ナカガミ・タテカミ・タチガミ・ウナカミ

[語系]
・獵(猟)liapは同声。踏thap、dyap、躡niapは声義に関係があり、みな疾走してふみこえることをいう。

[熟語]

[下接語]
・剛・黒・朱・振・猪・長・張・馬・繁・尾・美・奮・髦

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報