ラスティック・ファイアンス(英語表記)Lustic faience

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ラスティック・ファイアンス
Lustic faience

16世紀にフランス陶工 B.パリッシーがつくりだした陶芸様式で,「野趣に富んだ陶磁器」を意味する語。ヘビカエル,貝,魚,昆虫,木,葉,人物などを丸彫に近い形で表わし,それぞれに写実的な色付けを施し透明釉をかけて焼上げる。生々しい現実感が出ているのが特色。ヨーロッパ陶芸の一つの流れとして今日まで続いており,特に 19世紀に流行した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android