ラジオ・コード(英語表記)Code of Japan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラジオ・コード」の意味・わかりやすい解説

ラジオ・コード
Code of Japan

1945年9月 22日連合国総司令部 GHQが示したラジオ放送基準。番組企画,編成に際しての方針とその限界を明示したもので,50年の放送法制定に伴い,各放送局はテレビとともに放送実施基準を自主的に設けている。その後放送法が改正され,統一的な番組基準を制定,さらに放送番組審議会にはかって自主的に内容を定めることとなっている。 NHKでは国内番組基準,国際番組基準を制定。また日本民間放送連盟でも放送基準をつくっている。

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世界大百科事典(旧版)内のラジオ・コードの言及

【プレス・コード】より

…10項目から成り,内容は,一方でニュースは真実でなければならぬ,事実に即し意見は払拭しなければならぬ,宣伝の意図を含んではならぬ,歪曲してはならぬ,としながら,他方では公共の安寧を乱す事項の禁止,連合国に対する破壊的批判の禁止,発表されない連合国軍の動静の報道の禁止などの項目を含む。同22日にはほぼ同趣旨の〈日本に与うる放送遵則〉(ラジオ・コード)も発せられた。総司令部は同29日〈新聞・映画・通信に対する一切の制限法令を撤廃の件〉を指令し,戦争中のいっさいの法令を廃止させたので,以後6年半にわたる占領期間中を通じてこのプレス・コードとラジオ・コードが日本のマス・メディアを支配したほとんど唯一の言論統制法規であった。…

※「ラジオ・コード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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