モンテクリスト伯(読み)モンテクリストはく

精選版 日本国語大辞典 「モンテクリスト伯」の意味・読み・例文・類語

モンテクリストはく【モンテクリスト伯】

(原題Le Comte de Monte-Cristo) 長編小説アレクサンドル=デュマ(デュマ=ペール)作。一八四四~四五年発表。陰謀のため投獄された青年エドモン=ダンテスが長い苦難ののち脱獄し、莫大な富を得てモンテ=クリスト伯を名乗り仇敵復讐(ふくしゅう)し、恩人に報いる伝奇小説日本でも黒岩涙香翻案巖窟王」の題名で早くから知られた。

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デジタル大辞泉 「モンテクリスト伯」の意味・読み・例文・類語

モンテクリストはく【モンテクリスト伯】

《原題、〈フランスLe Comte de Monte-Cristo大デュマの長編小説。1844~1845年刊。無実の罪で投獄された青年エドモン=ダンテスが脱獄してモンテクリスト島の宝を手に入れ、モンテクリスト伯と名のり、復讐計画を次々に実行する。日本では黒岩涙香くろいわるいこうの翻案「巌窟王」でも知られる。

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デジタル大辞泉プラス 「モンテクリスト伯」の解説

モンテクリスト伯〔ミュージカル〕

2009年初演ミュージカル。原題《The Count of Monte Cristo》。作詞脚本:ジャック・マーフィー、作曲:フランク・ワイルドホーン。アレクサンドル・デュマ(大デュマ)の同名の長編小説を題材とする。日本では2013年に東宝により初演。

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