デジタル大辞泉
「モノクローム」の意味・読み・例文・類語
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モノクローム
① 単一の色彩で絵画を描くこと。また、その絵画。単色画。
※
田園の憂鬱(1919)〈
佐藤春夫〉「このモノクロオムは〈略〉、殆んど無限な色彩をその単色の
なかに含ませて居た」
② 写真・映画・テレビで白黒の画面のもの。白黒。モノクロ。
※初稿・エロ事師たち(1963)〈
野坂昭如〉一「モノクローム一本一万二千円の
相場に」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
モノクローム
もともとはフランス語で「単色」という意味だが、白黒写真のことを指すようになった。英語ではそのままB&W(ブラック・アンド・ホワイト)である。モノクローム(略してモノクロ)写真は専用のモノクロフィルムを使い、専用の現像処理をする。ただし、 カラーネガフィルム と同じように色素を使うモノクロフィルムもあり、これはカラーネガフィルムと同じ現像処理ができる。また、デジタルでは、カラーで撮影してから色情報を廃棄するとグレースケール、すなわちモノクロになる。
出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報
モノクローム
monochrome
美術用語。モノトーンともいう。一色だけ使って表現すること。あるいはそのようにして表現された絵画 (単彩画,単色画法ともいう) 。またこれから転じて,写真や映画ではカラー作品でないものをモノクロと呼ぶ (→ポリクロミー ) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報