ボホール島(読み)ボホールトウ

デジタル大辞泉 「ボホール島」の意味・読み・例文・類語

ボホール‐とう〔‐タウ〕【ボホール島】

Bohol Island》フィリピン中央部、ビサヤ諸島南部の島。ボホール州に属す。州都は南西端のタグビララン。海岸保養地として知られるほか、島の中央にある隆起石灰岩が浸食してできたチョコレートヒルという奇観が有名。

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改訂新版 世界大百科事典 「ボホール島」の意味・わかりやすい解説

ボホール[島]
Bohol Island

フィリピン中部のビサヤ諸島主要7島の一つ。形状楕円形に近く,面積3864km2は全国第10位。北半分は風化の進んだ火山性物質の小丘陵からなり,南半分には隆起した石灰岩の溶食による小高い山の林立する独特の景観(チョコレート・ヒルズ)が展開し,観光客を魅了する。属島を含む島全体でボホール州を構成し,人口80万6013(1980)であるが,早くから人口流出が目立つ。州都は南西端のタグビラランTagbilaranで,ここは16世紀後半,植民地支配を目ざしてやってきたスペイン人総督レガスピが現地人首長シカツナと最初の血盟を結んだ土地だといわれる。
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世界大百科事典(旧版)内のボホール島の言及

【ダゴホイの乱】より

…スペイン植民地下のフィリピン中南部のボホール島で,1744年から1829年まで85年の長期にわたって闘われた対スペイン反乱。指導者はボホール島イナバガ町の住民ダゴホイFrancisco Dagohoy(?‐18世紀末?)。…

※「ボホール島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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