ホンシュイ(衡水)地区(読み)ホンシュイ(英語表記)Hengshui

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホンシュイ(衡水)地区」の意味・わかりやすい解説

ホンシュイ(衡水)〔地区〕
ホンシュイ
Hengshui

中国華北地方,ホーペイ (河北) 省南部の地区。ホワペイ (華北) 平原中の低地にあり,北部をフートー河,中部をフーヤン河,東縁をター (大) 運河が流れる。1市 10県から成り,行政中心地はホンシュイ市にある。ワタコムギ,トウモロコシ,コーリャンを主作物とし,ウシ,ブタ,ニワトリなどを飼育。ヤーリー (鴨梨) と呼ばれるナシやアンズ,モモ,ナツメ産出も多い。かつては河川が氾濫繰返し,特にフーヤン河沿いにはアルカリ湿地が広がる。ハイ (海) 河の根本的な治水計画によって,堤防が改修され,フーヤン新河などの灌漑排水路が開かれて,反当収量も増加している。ホンシュイ市は酒の産地として知られる。シートー (石徳) 鉄道が通る。人口 382万 8144 (1990) 。

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