ファン・デル・フース(読み)ファンデルフース

百科事典マイペディア 「ファン・デル・フース」の意味・わかりやすい解説

ファン・デル・フース

フランドル画家ファン・アイクファン・デル・ウェイデン以後の初期ネーデルラント絵画の代表的画家で,その精細な写実と新鮮な構図は同時代の画家に大きな刺激を与えた。晩年は修道士生活のかたわら傑作を残している。代表作ポルティナーリ祭壇画》(1475年―1480年,フィレンツェ,ウフィツィ美術館蔵)は,フィレンツェの銀行家ポルティナーリから依頼されたもので,1488年フィレンツェにもたらされ,ボッティチェリをはじめとする初期イタリア・ルネサンスの画家たちに大きな影響を与えた。
→関連項目ダーフィト

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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