ピガール(英語表記)Pigalle, Jean-Baptiste

精選版 日本国語大辞典 「ピガール」の意味・読み・例文・類語

ピガール

(Jean-Baptiste Pigalle ジャン=バティスト━) フランス彫刻家ポンパドゥール夫人庇護もとに、ロココ様式と古典主義様式を混交させた作風彫刻制作。(一七一四‐八五

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピガール」の意味・わかりやすい解説

ピガール
Pigalle, Jean-Baptiste

[生]1714.1.26. パリ
[没]1785.8.21. パリ
フランスの彫刻家。 R.ル・ロランと J.ルモアーヌ弟子。 1736~39年ローマに遊学。帰国後制作した『マーキュリー』 (1741,ルーブル美術館) でフランス宮廷に認められ,ポンパドゥール侯夫人の庇護を得た。 44年アカデミー会員。古典的な題材構図にロココ趣味を取入れたベルニーニ的な作風で知られる。その他の主要作品は『サクス元帥の墓碑』 (ストラスブール,聖トマ聖堂) ,『愛と友情』 (ルーブル美術館) 。

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百科事典マイペディア 「ピガール」の意味・わかりやすい解説

ピガール

フランスの彫刻家。パリ生れ。一時ローマで古代彫刻を学び,以後パリで活動。ロココ彫刻に古典主義的要素を加味し,18世紀フランスの代表的彫刻家となった。代表作は《踵に翼を付けるメルクリウス》(1742年,メトロポリタン美術館蔵),《サックス元帥の墓》(1753年―1756年,ストラスブール,サン・トマ聖堂)など。
→関連項目ウードンロココ美術

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