ビンニャー・ダラ(英語表記)Binnya Dala

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビンニャー・ダラ」の意味・わかりやすい解説

ビンニャー・ダラ
Binnya Dala

[生]1518頃
[没]1572. ペグー
ビルマ (現ミャンマー) ,タウングー時代のモン族軍人。ビルマ王バインナウンに仕え,戦略家として活躍する一方,モン語の史書を『ラーザダリッ戦記』 Razadirit Ayedawbonと名づけてビルマ語に翻訳した。これはモン族のハンタワディ国王ラーザダリッ (在位 1385~1423) の生涯ビルマ族のインワ国王ミンカウン1世との抗争を中心に描いたもので,貴重な歴史文献の一つ。平易簡潔で力強い文体により有名。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android