パンチ(アルコール飲料)(読み)ぱんち(英語表記)punch

翻訳|punch

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

パンチ(アルコール飲料)
ぱんち
punch

混成アルコール飲料の一種語源ヒンディー語のpānch、サンスクリット語のpāncanからきている。いずれも「5種」の意味で、アラック砂糖スパイス、水、レモンジュースの五つの材料を混合してつくったものをさす。現在は5種に限定せず、処方は非常に多い。元来パンチは温かくして飲むものであったが、19世紀ころから冷たくして飲まれるようになった。パーティー用飲み物として多人数用につくられることが多く、最近家庭におけるパーティーでも飲まれるようになった。

[原 昌道]

作り方

クラレットパンチの場合、25人分として、レモンジュース150ミリリットル、キュラソー45ミリリットル、赤ワイン3本、炭酸水5本、砂糖250グラムを用意する。パンチボウルの中で砂糖とレモンジュースを混ぜ、氷を加え、赤ワインやキュラソーを加える。オレンジスライスチェリーで飾り、飲む直前に炭酸水を加え、パンチグラスに注ぐ。

[原 昌道]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例