パラペット(英語表記)parapet

翻訳|parapet

デジタル大辞泉 「パラペット」の意味・読み・例文・類語

パラペット(parapet)

建物屋上テラスのへり、橋梁両側などに設け、人の落下を防ぐ手すり勾欄こうらん
城郭などに設けた防御用胸壁きょうへき

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精選版 日本国語大辞典 「パラペット」の意味・読み・例文・類語

パラペット

〘名〙 (parapetto) 屋上、ベランダ、橋などの手すり、欄干
東京朝日新聞‐明治四一年(1908)九月三〇日「軒高は地盤線より二階建軒パラペット迄五十五尺、平家建同二十八尺」

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改訂新版 世界大百科事典 「パラペット」の意味・わかりやすい解説

パラペット
parapet

建築・築城用語で,建造物上面ないし先端を保護するために設けられた比較的低い障壁をいう。パラ(防備する)とペット(胸)の合成語としてラテン語から派生原義は胸の高さの防壁であり,転じて屋上,吹抜廊下,露台,橋梁,埠頭などの上端の縁に設けられた保護壁,手摺壁,欄干,および西洋式城塞の囲郭ないし塔の上の防御壁を意味する。
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リフォーム用語集 「パラペット」の解説

パラペット

建物の屋上やバルコニーの外周部の先端に設けられた低い立ち上がり部分の壁。屋根防水の納まり上、重要な役割を持っている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パラペット」の意味・わかりやすい解説

パラペット

扶壁」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のパラペットの言及

【メソポタミア】より

ジャルモが典型的な遺跡であるが,ほぼ同時代のアナトリアのチャタル・ヒュユク,パレスティナのイェリコではすでに大町邑さえも成立していた。前6千年紀には東シリアのハラフ(ハラフ文化),北イラクのハッスナ(ハッスナ文化)などで,より進んだ村落文化がみられる。わずかに遅れてザーグロスの丘陵のチョガ・マミ,サーマッラー近くのテル・アッサッワーンTell al‐Sawwānなどにサーマッラー文化が成立した。…

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