デジタル大辞泉 「パシファエ」の意味・読み・例文・類語 パシファエ(Pasiphae) 木星の第8衛星で、木星から離れた軌道を、他の多くの惑星とは逆向きに回る。1908年に発見。名の由来はギリシャ神話のミノスの妻。非球形で平均直径は約60キロ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パシファエ」の意味・わかりやすい解説 パシファエPasiphae ギリシア神話の女性。太陽神ヘリオスの娘で,クレタ王ミノスの妃となり,アリアドネ,ファイドラ,グラウコス,アンドロゲオスらを生んだが,ミノスがポセイドンに祈って授けられた雄牛を,神との約束にそむき犠牲に捧げるのを怠った。その罰として彼女はこの雄牛に恋をし,ダイダロスに頼んで雌牛の模型をつくってもらってその中に入り思いをとげた。この交わりの結果,彼女が生んだのが,牛頭の怪人ミノタウロスであるという。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報