バンダ・アチェ(読み)バンダアチェ

百科事典マイペディア 「バンダ・アチェ」の意味・わかりやすい解説

バンダ・アチェ

インドネシア,スマトラ北端部の都市。アチェ特別州の州都。東西交通の要地で13世紀にイスラム勢力の基地となり,16世紀以降アチェ人によるアチェ王国主都となった。王国は17世紀末までコショウ貿易で繁栄したが,19世紀末―20世紀初めのアチェ戦争オランダに征服された。オランダ時代は〈王の町〉を意味する通称クタ・ラジャと呼ばれたが,独立後改称された。コプラ,コショウの取引地。この地域は2004年12月26日のスマトラ沖地震とそれにともなう大津波で大きな被害を受けた。22万3446人(2010)。

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