ドン-パヤーイェン-カオ-ヤイ森林群(読み)ドンパヤーイェンカオヤイしんりんぐん

世界遺産詳解 の解説

ドンパヤーイェンカオヤイしんりんぐん【ドン-パヤーイェン-カオ-ヤイ森林群】

2005年に登録されたタイの世界遺産(自然遺産)。首都バンコク北東のドン・パヤーイェン連山一帯に広がる森林地帯で、森林保護区になっている。この森林保護区は、タイ初の国立公園であるカオ・ヤイ国立公園、タップ・ラーン国立公園、パーン・シーダー国立公園、ター・プラヤー国立公園の4つの国立公園とドン・ヤイ野生生物保護区で構成される。1000m級の山も多数存在する山岳地帯で、多様な野生生物の宝庫になっている。ここに生息している動物は、アジアゾウ、トラ、ジャコウネコヤマアラシテナガザルコウモリなど絶滅危惧種を含む112種の哺乳類、392種の鳥類、200種の爬虫類、また2500種以上の植物も確認されている。◇英名はDong Phayayen-Khao Yai Forest Complex

出典 講談社世界遺産詳解について 情報