(Dalton Laboratory Plan から) 一九二〇年、アメリカの女流教育家ヘレン=パーカストが、マサチューセッツ州ドルトン町のハイスクールで行なった個性啓発、自由と協同を尊重することを原理とした大胆な教育法。この方法では、個人差を認めない一斉授業を廃止し、生徒が、四週間の学習予定を立てて担当の教師と契約を結ぶ。学習は、生徒各自が自分の進度に合わせて、教科別の自習室で行ない、教師は、課題と必要な助言を与える。実験と作業によって創造能力を育成することを目的とする。日本でも大正自由主義教育運動で行なわれた。