テイ・テキ・こうがい(漢字)

普及版 字通 の解説


12画

[字音] テイ・テキ
[字訓] こうがい

[字形] 形声
声符は(帝)(てい)。に締の意がある。〔釈名、釈首飾〕に「(てき)なり。髮を(さしはさ)む以(ゆゑん)なり」とあり、〔詩、風、君子偕老〕「象の」とは象(かんざし)をいう。〔広雅、釈詁一〕に「取るなり、語るなり」、〔広雅、釈詁二〕に「(たはむ)れるなり」とあり、王念孫の〔証〕に「れるなり」の訓について、(じよう)の通仮の訓であるとしている。

[訓義]
1. こうがい、かんざし。
2. すてる。
3. みだれる、たわむれる。

[古辞書の訓]
名義抄 イタル・トル 〔立〕 サル・ハラフ・コフシ・ウチ・ソル

[語系]
thiekは(摘)tyekと声義が近い。diekも声近く、(てき)の義に用いることがある。diekは〔説文〕十二上に「(か)くなり」とあり、(締)dyiも声義の関係がある。

[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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