ツバメ(燕)(読み)ツバメ

百科事典マイペディア 「ツバメ(燕)」の意味・わかりやすい解説

ツバメ(燕)【ツバメ】

ツバメ科の鳥。翼長11cm。翼は大きくて尾羽も長く叉(また)状。背面光沢のある藍黒色,腹面は白い。ユーラシア大陸,アフリカ北部,北米大陸に広く分布繁殖。日本には夏鳥として渡来し,全国各地の人家の軒先などに泥と唾液(だえき)で巣を作る。飛んでいる昆虫主食とし,古来益鳥として保護されている。冬は南方へ去るが,浜名湖畔など各地で越冬するものも知られる。近縁コシアカツバメは西日本に多い。

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