チトセカズラ(読み)ちとせかずら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チトセカズラ」の意味・わかりやすい解説

チトセカズラ
ちとせかずら / 千歳葛
[学] Gardneria multiflora Makino

マチン科(APG分類:マチン科)の常緑藤本(とうほん)(つる植物)。近縁ホウライカズラに似るが、葉は狭長楕円(だえん)形でより細く、花は黄色で3~10個が二出集散花序をつくり、花冠雄しべは毛がないなどの点で区別される。兵庫県中国地方沖縄県および中国大陸中・西部台湾に分布する。

山崎 敬 2021年5月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android