タカジアスターゼ

栄養・生化学辞典 「タカジアスターゼ」の解説

タカジアスターゼ

 コムギふすまで[Aspergillus oryzae]を培養し,それを水で抽出し,アルコールで沈殿させて得られる酵素標品で,主成分アミラーゼであるが,プロテアーゼリパーゼなども含む.消化剤として利用されている.高峰譲吉考案

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精選版 日本国語大辞典 「タカジアスターゼ」の意味・読み・例文・類語

タカ‐ジアスターゼ

(タカ高峰の高、ジアスターゼはDiastase から) 酒の醸造に利用される澱粉消化酵素剤の商標名。創製者である化学者、高峰譲吉の名にちなむ。

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デジタル大辞泉プラス 「タカジアスターゼ」の解説

タカジアスターゼ

薬に含まれる成分のひとつ。消化作用があり健胃薬などに含有。

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デジタル大辞泉 「タカジアスターゼ」の意味・読み・例文・類語

タカ‐ジアスターゼ(Taka-Diastase)

高峰譲吉こうじかびから創製した消化酵素剤の商標名。

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世界大百科事典内のタカジアスターゼの言及

【核酸分解酵素】より

… リボヌクレアーゼの中でよく研究されているものの一つにリボヌクレアーゼT1がある。この酵素は1959年に江上不二夫らによりタカジアスターゼから精製されたものであるが,切断の位置が非常に特異的である。すなわち,4種の塩基のうちグアニンのみを認識してリン酸エステル結合を加水分解する。…

※「タカジアスターゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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