スーリヤバルマン2世(読み)スーリヤバルマンにせい(英語表記)Sūryavarman II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スーリヤバルマン2世」の意味・わかりやすい解説

スーリヤバルマン2世
スーリヤバルマンにせい
Sūryavarman II

カンボジアアンコール朝の王 (在位 1113~45) 。外国遠征をしばしば行い,東方ベトナムチャンパを攻めたほか,西方のメナム (チャオプラヤ) 川中流方面にも勢威を及ぼした。数多い建設事業のなかでも,特にみずからをビシュヌ神としてまつったアンコール・ワットは,クメール建築の代表的作品として有名である。この王の時代はクメール文化の最盛期の一つをなした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android