日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 サンタ・アナ(エルサルバドル)さんたあなSanta Ana 中央アメリカ、エルサルバドル西部にある都市。サン・サルバドルの北西80キロメートル、サンタ・アナ火山(2181メートル)西麓(せいろく)に位置する。人口20万2337(1992センサス)、16万4500(2002推計)。1576年に建設され、コーヒー栽培の拡大とともに発展した。周辺の肥沃(ひよく)な火山麓は、同国最大の輸出産品であるコーヒーの代表的な産地で、同市はその取引の中心地である。太平洋岸のアカフトラ、ホンジュラス湾岸のプエルト・バリオス(グアテマラ)に鉄道が通じる。[栗原尚子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例