バリオス(英語表記)Justo Rufino Barrios

改訂新版 世界大百科事典 「バリオス」の意味・わかりやすい解説

バリオス
Justo Rufino Barrios
生没年:1835-85

グアテマラ軍人政治家。はじめ法律家として出発し,1873年に大統領就任する。国内では教会領没収,学校の非宗教化といった自由主義政策を推進し,また道路鉄道建設,コーヒー栽培の拡大にも力をそそいだ。76年に新憲法公布。対外的には中央アメリカ統一を強固に主張し,その実現のためにエルサルバドルを侵略したが,この戦い戦死した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バリオス」の意味・わかりやすい解説

バリオス
Barrios, Justo Rufino

[生]1835. サンロレンソ
[没]1885.4.2. チャルチュアパ
グアテマラの政治家。大統領 (在任 1873~85) 。 1871~73年軍参謀。 73年大統領となり自由主義的改革を断行。地方の上流特権階級を服従させ,カトリック教会を弾圧して教会司祭の政治,経済への干渉を排除し,報道,通信,交通,教育進展をはかった。対外的には中央アメリカ連邦の再興に力を注ぎ,隣国エルサルバドルに侵攻中チャルチュアパの戦いで死亡。

バリオス
Barrios, Eduardo

[生]1884.10.25. バルパライソ
[没]1963?
チリの小説家。ペルーのリマで教育を受けたが,家出してチリ北部を放浪したのち小説家となった。代表的な作品は自然主義の流れをくむ『恋に狂った少年』 El niño que enloqueció de amor (1915) ,『だめな男』 Un perdido (18) ,『愚かな修道士』 El hermano asno (22) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「バリオス」の解説

バリオス

カワサキ(川崎重工業)が1991年から製造・販売したオートバイ。総排気量249cc(普通自動二輪車)。エンジン形式は水冷4ストローク4気筒DOHC。トラディッショナルなデザインのノンカウルモデル。同社のレーサーレプリカ、ZXR250と共通のエンジンを搭載する。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

百科事典マイペディア 「バリオス」の意味・わかりやすい解説

バリオス

グアテマラの軍人,政治家。1873年に大統領に就任。教会領の没収,教育の非宗教化といった自由主義政策を推進。道路,鉄道,コーヒー栽培の拡大にも力を注ぐ。中央アメリカの統一を主張してエルサルバドルに侵攻し,戦死。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android