コンセッション方式(読み)こんせっしょんほうしき(英語表記)Concession method

知恵蔵mini 「コンセッション方式」の解説

コンセッション方式

公共施設の所有権を国や自治体が保有したまま、長期間の運営権を民間事業者に売却する民営化手法。「コンセッション」とは英語で「譲与」「政府などから与えられる免許」などの意。民間の資金ノウハウを活用し、公共サービスの向上や効率化、新規ビジネスの創出を図ることを目的としている。日本では2011年の「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)」の一部改正時に「公共施設等運営権制度」として導入された。国は成長戦略の一環として導入推進を掲げており、13年に空港事業の民営化にコンセッション方式を活用するための法整備を実施。18年には自治体の水道事業へのコンセッション方式導入を推進する改正水道法を成立させている。

(2019-1-29)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コンセッション方式」の意味・わかりやすい解説

コンセッション方式
こんせっしょんほうしき

コンセッション

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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