コウ(クヮウ)・さかずき(漢字)

普及版 字通 の解説


13画

(異体字)
19画

[字音] コウ(クヮウ)
[字訓] さかずき

[説文解字]

[字形] 形声
声符は光(こう)。字はまたに作り、(黄)(こう)声。〔説文〕四下を正字とし、「牛(じぎう)の角、以て飮むべきなり」とし、「其の、故に之れをと謂ふ」とあり、その形状の勁健の意をとるとする。〔詩、周南、巻耳〕に「我姑(しばら)く彼の(じくわう)にまん」とあり、牛の角爵であると考えられている。いま鳥獣尊の形の青銅器とよんでいるが、その類のものには自名の器がなく、鳥獣尊がいわゆるであるのかどうか、確かめようがない。

[訓義]
1. つののさかずき、牛の角の爵。
2. は剛直のさま。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 佐可豆(さかづき) 〔名義抄 サカヅキ/ サカツキナリ

[語系]
光kuang、huangは声義近く、〔詩、周南、巻耳〕にkuangとを韻している。

[熟語]
使
[下接語]
・揮・巨・挙・玉・金・酌・酒・受・称・洗・置・停・盃・飛・奉・満・揚

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報