ギランバレー症候群(読み)ギランバレーショウコウグン

デジタル大辞泉 「ギランバレー症候群」の意味・読み・例文・類語

ギラン‐バレー‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【ギランバレー症候群】

風邪下痢などのあとに左右下肢の脱力感・筋力低下・感覚鈍麻・歩行困難などの症状を呈する病気ウイルス細菌感染によって引き起こされる自己免疫疾患。感染後1~2週間で発症する。フランスの神経科医ギラン(G.Guillain)とバレー(J.A.Barré)の二人最初に報告。厚生労働省の特定疾患難病)に指定されている。感染後多発性神経炎。急性炎症性脱髄性多発神経炎急性炎症性脱髄性多発根神経炎急性炎症性脱髄性多発神経根ニューロパチー急性炎症性多発ニューロパチーAIDP(Acute Inflammatory Demyelinating Polyneuropathy)。GBS(Guillain-Barre syndrome)。→慢性炎症性脱髄性多発神経炎

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精選版 日本国語大辞典 「ギランバレー症候群」の意味・読み・例文・類語

ギランバレー‐しょうこうぐん ‥シャウコウグン【ギランバレー症候群】

〘名〙 (「ギランバレー」は、最初に報告したフランスの神経科医 Guillain と Barré の二人の名から) 感染後多発性神経炎。風邪や下痢などのあとで、下肢の筋力低下、感覚鈍麻、歩行困難などの症状を呈する病気。原因は不明。

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