キュウ(キウ)・うるし(漢字)

普及版 字通 の解説


21画

(異体字)
16画

[字音] キュウ(キウ)
[字訓] うるし

[説文解字]

[字形] 会意
髟(ひょう)+(しつ)。は漆の初文。髟は毛髪の象、漆を塗る刷。〔説文〕六下に「(うるし)なり」とし髟声とするが声が合わず、字は会意。は形声、はその省形。漆を用いることは殷代にすでに行われており、弓(とうきゆう)・弓(ろきゆう)などは漆法によるものであったと思われる。春秋期に〔曾伯(そうはくしつほ)〕があり、は漆の潤沢をいう字であろう。孔門の漆雕開(しつちようかい)は漆雕(うるしぼ)りを業とした家と思われる。〔周礼〕〔儀礼〕にはの字を用いる。

[訓義]
1. うるし、うるしぬる、うるしをかける、赤・黒のうるし。

[古辞書の訓]
名義抄 ウルシヌル語彙字条参照。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android