ガンディー‐アーウィン協定(英語表記)Gandhi-Irwin Pact

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

ガンディー‐アーウィン協定(ガンディー‐アーウィンきょうてい)
Gandhi-Irwin Pact

デリー協定ともいう。1931年3月5日にガンディーインド総督アーウィンの間で締結された協定。30年にガンディーの指導下で「塩の行進」を皮切り不服従運動が拡大したのを受けて,事態収拾を図るためにアーウィンがガンディーを招き,締結した。ここでは不服従運動の停止と,第2次英印円卓会議へのインド国民会議派の参加が決められた。インド独立自治に関してはイギリス側はいまだに認めておらず,会議派内には協定に対する不満の声もあった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報