カントン(アメリカ合衆国)
かんとん
Canton
アメリカ合衆国、オハイオ州北東部の工業都市。人口8万0806(2000)。付近には石炭、天然ガス、粘土など天然資源を産し、交通の便がよいところから鉄鋼中心の工業都市として発展した。合金、金属加工やロールベアリング、事務器具などの製造が盛んである。教育にも力を入れており、マローン大学、ウォルシュ大学をはじめ大学が多い。第25代大統領マッキンリーの家が保存され、墓地は記念公園となっている。アメリカ・プロフットボール(NFL)の殿堂があり、アメリカンフットボールの歴史や記録の展示、殿堂入りした選手の胸像などがある。
[作野和世]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例