殿堂(読み)デンドウ

デジタル大辞泉 「殿堂」の意味・読み・例文・類語

でん‐どう〔‐ダウ〕【殿堂】

大きくてりっぱな建物。また、その分野の中心的存在である建物や施設殿宇。「オペラ殿堂」「学問殿堂
その分野で業績のあった人々を集め顕彰する機関。「野球殿堂入りを果たす」
神仏を祭ってある建物。
[類語](3霊堂

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精選版 日本国語大辞典 「殿堂」の意味・読み・例文・類語

でん‐どう ‥ダウ【殿堂】

〘名〙
① 広大で立派な建物。また、ある分野の中枢となる建物・施設。殿宇。堂宇
※東海一漚別集(1375頃)清滝律寺開山「美兮麗兮殿堂、明兮豁兮軒牕」
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二「橋を架し川を堀り道路を修理し殿堂を建立し府内の壮麗又昔日のパリスに非らず」 〔晉書‐荀菘伝〕
② 神仏などをまつってある建物。
正法眼蔵(1231‐53)行持上「殿堂を掃灑する行持あり」
随筆胆大小心録(1808)一五八「東大寺の毘盧舎那仏、五丈余の大像をつくりて、殿堂は雲につき入るばかりなり」

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普及版 字通 「殿堂」の読み・字形・画数・意味

【殿堂】でんどう(だう)

御殿。楚・宋玉神女の賦〕すること裔裔(えいえい)として殿堂を(て)らし、忽ち容を改めて、婉(ゑん)として游の雲に乘りて(かけ)るが(ごと)し。

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