デジタル大辞泉
「カリプソ」の意味・読み・例文・類語
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カリプソ
〘名〙 (calypso) 西インド諸島トリニダード島の
大衆音楽。
四分の二拍子の軽快なリズムを持ち、しばしば時事的な
題材がうたわれる。
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カリプソ
calypso
小アンティル諸島のトリニダード島で生まれた黒人の音楽。歌によって悪口や風刺をぶつけ合うアフリカの伝統をうけついで,鋭い批判をユーモアのセンスで包んだ歌詞が最大の特徴。歌い方の巧拙よりも歌詞の諧謔性で評価され,2拍子のリズムで,自分で書いた歌を自分で歌うのが原則となっている。1920年ごろ今のような形が成立したと見られるが,第2次世界大戦後にアメリカでも知られ始め世界的に有名になった。
執筆者:中村 とうよう
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カリプソ
西インド諸島のトリニダード島で生まれた大衆歌。アフリカの伝統をうけついで,町の噂や時の話題などを鋭く批判しながらユーモアのセンスをもって歌う。歌詞の諧謔性で評価され,自分で作った歌詞を2拍子のリズムでスティール・バンドの伴奏で歌うことが多い。毎年のカーニバルのコンテストで腕前を競う。1920年ごろに成立。1940年代半ば以降米国で流行,1956年ハリー・ベラフォンテのレコードで世界的に流行。1950年代半ば以降は歌唱力を効かせたものが主流。
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カリプソ
calypso
トリニダード島から起った謝肉祭の歌。マラカス,ギター,太鼓などの伴奏で,スペイン語,フランス語,およびアフリカの諸言語などの交った即興的な歌を単純な旋律とオフ・ビートのリズムで歌うもので,1950~60年代に世界的に流行した。
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カリプソ
米国の作家エド・マクベインの警察小説(1979)。原題《Calypso》。「87分署」シリーズ。
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