カク・サク・つのとる(漢字)

普及版 字通 の解説


10画

[字音] カク・サク
[字訓] つのとる

[字形] 形声
声符は角(かく)。〔広雅、釈言〕に「掎(ひ)くなり」、また「恭し」の訓もあるが、その用例はない。わが国では「力(すまひ)」のように用いることがある。

[訓義]
1. つのとる、ひく。
2. うやうやしい。
3. さす。
4. くらい。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 知加良久良夫(邊)(ちからくらべ) 〔字鏡集〕 クラブ・タクラブ・チカラクラベ・ツカム・カツ・ウツ・タスク・ササグ・スグル・ツクロフ・モノモテツク・クスヌク・キヲフ

[語系]
漢の張衡の〔西京の賦〕「叉簇(さぞく)の(ざんさく)する」の〔注〕に「は之れを貫刺するなり」とあって、その用義がある。dzheokは朿・刺tsiekと声義に通ずるところがある。

[熟語]

[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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