カイズ(読み)かいず

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カイズ」の意味・わかりやすい解説

カイズ
かいず

硬骨魚綱スズキ目タイ科のクロダイの体長20センチメートルぐらいまでの幼魚の地方名。主として関東和歌山での呼び名である。関東では、数センチメートルの小形のものはチンチン、もうすこし大きいものをチンチンカイズということもある。関西では、クロダイをチヌという。成魚ほどのうま味はないが、刺身潮汁(うしおじる)にされる。

[金田尚志]


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百科事典マイペディア 「カイズ」の意味・わかりやすい解説

カイズ

クロダイ

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世界大百科事典(旧版)内のカイズの言及

【クロダイ(黒鯛)】より

…日本各地,朝鮮半島南部,東シナ海に分布している。関西ではチヌ,関東では1歳未満をチンチン,2歳をカイズ,3歳以上をクロダイと呼ぶ。全長50cmを超える。…

※「カイズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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