オンジ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オンジ」の意味・わかりやすい解説

オンジ

南西日本,特に四国西部に分布する火山灰土壌一種アカオンジとクロオンジがある。アカオンジは黄褐色を呈し浮石粉末を含んでいる。ぬかのような感触をもち,強く踏むと音がするところから名づけられた。浮石末に富んだ火山灰から生成したと思われる。軽鬆 (けいしょう) でリン酸吸収係数はきわめて高い。有機物石灰リン酸肥料の多施などによって改良する必要がある。

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デジタル大辞泉プラス 「オンジ」の解説

オンジ

ヒメハギ科イトヒメハギの根、根皮。鎮咳、去痰作用があり生薬として使用される。表記は「遠志」とも。

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