精選版 日本国語大辞典 「感触」の意味・読み・例文・類語
かん‐しょく【感触】
〘名〙
① (━する) 外界の刺激に触れて感じること。
(イ) 五官が刺激を受けとめること。また、その働き。感覚。
※医範提綱(1805)一「神経の知覚、感触を」
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉五「神経に感触せずして、かくの如く運動するは何に故ぞと」
(ロ) 物事に触れて心に感じること。また、その気持。感情。
② 手や肌で触れた感じ。手ざわり。肌ざわり。触感。
※収穫(1910)〈前田夕暮〉上「感触になれし手ながらとらざればさびしかくしにわが手冷えたり」
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