百科事典マイペディア 「エンウェル・パシャ」の意味・わかりやすい解説 エンウェル・パシャ オスマン帝国末期の軍人。イスタンブール生れ。1908年アブデュルハミト2世の専制政治に反対して青年トルコ革命を指導。革命派は1913年にクーデタで政権を掌握。この間のいくたの戦功により1914年少将(パシャ)となり,陸軍大臣・総参謀長としてタラート・パシャ,ジェマル・パシャとともに三頭政治を行った。第1次世界大戦にはドイツ側に立って参戦するが,敗戦にともない国外に亡命。トルキスタンでトルコ民族独立運動に加わり戦死。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報