ウスチ・ナド・ラベム(読み)うすちなどらべむ(英語表記)Ústí nad Labem

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウスチ・ナド・ラベム」の意味・わかりやすい解説

ウスチ・ナド・ラベム
うすちなどらべむ
Ústí nad Labem

チェコボヘミア地方北西部の工業都市。ドイツ語名アウシッヒAussig。工業と交通の要地で、ビーリナ川がラベ(ドイツ語名エルベ)川に合流する地点にある。人口9万6428(2001)。チェコの化学工業の中心地で、硫酸肥料染料などを生産している。そのほか繊維、ガラス、製糖工業がある。13世紀の国王都市(国王によって整備・形成され国王に直属する都市)に源を発し、中世教会が残存している。

[中村泰三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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