イギリス−エジプト同盟条約(読み)イギリス−エジプトどうめいじょうやく

旺文社世界史事典 三訂版 の解説

イギリス−エジプト同盟条約
イギリス−エジプトどうめいじょうやく

1936年8月エジプトイギリスと結んだ同盟条約
1922年,イギリスは保護権を放棄してエジプト王国独立を認めていたが,その後の世界恐慌民族資本の成長による民族運動激化背景として,エジプトに完全な主権を認め,イギリス軍と官吏退去を定めた。ただし,スーダンとスエズ運河地帯の駐兵権アレクサンドリア海軍基地を許すなど,イギリスの軍事行動が大幅に認められた。なお,イギリス軍の完全撤退は1954年1月に決定され,1956年6月実施された。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android