民族運動(読み)みんぞくうんどう

精選版 日本国語大辞典 「民族運動」の意味・読み・例文・類語

みんぞく‐うんどう【民族運動】

〘名〙
国籍を別にする同一民族が力を合わせて民族国家を建設しようとする運動。〔モダン新用語辞典(1931)〕

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デジタル大辞泉 「民族運動」の意味・読み・例文・類語

みんぞく‐うんどう【民族運動】

民族の独立統一を達成しようとするさまざまな運動。→民族解放運動

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世界大百科事典内の民族運動の言及

【戦間期】より

… レーニンの後継者の一人に擬せられていたスターリンが1924年末に初めて唱えた〈一国社会主義〉は,党のオーソドックスな立場からいかに離れていたにせよ,ヨーロッパの国際関係の安定,したがって革命情勢の退潮という当時の現実を反映していたのであり,〈革命外交〉における〈革命〉と〈外交〉の分離,さらには前者の後者に対する従属を含意していた。
[民族運動の前進]
 20世紀の特徴の一つは,アジア,アフリカ諸民族のヨーロッパへの反逆であった。19世紀末以降のヨーロッパ勢力のグローバルな拡大は,なかんずくアジアにおいては,伝統社会の解体,近代産業の発達,民族運動を担う新しいエリート層の形成を促し,第1次大戦はこの変革過程をさらに速めた。…

※「民族運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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