アルトゥシー(読み)あるとぅしー

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルトゥシー」の意味・わかりやすい解説

アルトゥシー
あるとぅしー / 阿図什

中国、新疆(しんきょう)ウイグル自治区西部、キズルス・キルギス自治州中部にある県級市。同自治州の政府所在地である。人口24万4535(2010)。住民にはキルギス、タジクなどが多い。天山(てんざん)山脈の南麓にあり、水量豊富な河川や海子(ハイツ)とよぶ湖の水を引いて灌漑(かんがい)し、小麦などを栽培する。これら農業が主産業で、イチジク特産。南疆線(トゥルファンカシュガル)が通じる。漢代には尉頭(いとう)国に属し栄えた。

[駒井正一・編集部 2018年1月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android