アブ(虻)(読み)アブ

百科事典マイペディア 「アブ(虻)」の意味・わかりやすい解説

アブ(虻)【アブ】

双翅(そうし)目アブ科の昆虫総称。全世界に分布し,日本にも多くの種類がある。雄は花蜜や樹液を吸うが,雌は吸血性で,人畜にまといつき,種々の伝染病風土病媒介幼虫水中または水辺土中にすみ,肉食性。ウシアブゴマフアブなどが代表的。またカ,ハエなどに対して双翅目中の不特定の群(ムシヒキアブ,ヒラタアブ,ハナアブ類など)をアブと称することもあるが,その区別は明確ではない。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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