デジタル大辞泉
「よしよし」の意味・読み・例文・類語
よし‐よし
[感]
1 目下の相手の希望などを承知したときに用いる語。わかった、わかった。「よしよし、買ってやるよ」
2 目下の相手をなだめたり力づけたりするときに用いる語。「よしよし、心配しないでいいよ」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
よし‐よし
※
滑稽本・
浮世床(1813‐23)初「よしよし晩に早く仕舞て切を見に押かけようス」
② 相手を慰めたりなだめたりする時にいうことば。
※幸若・
元服曾我(寛永版)(室町末‐近世初)「よしよし、北条もさはおもはれ候まじ。
こころをしづめてまたせ給へ」
※
歌謡・粋の懐(1862)八・一九・よしよしぶし「さても心がうかれだしたる、たっぷりいやみの子ども衆が、地につきかぬるによしよし、世の中丸うてよしよし」
よし‐よし
〘副〙 (
多く「と」を伴って用いる) 気づかずに平気でいるさまを表わす語。平然と。気楽げに。
※波形本狂言・
因幡堂(室町末‐近世初)「さればこそあれによしよしと
通夜をしている」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報